最も感染症を持ち込んではならない場所だから
ここでは、「感染」= 『命の危険』
いま日本国内でも感染が拡大する「新型コロナウィルス」。
終息へ向かう様子は一向にみられず、人々は不安の中で日々を送っています。とりわけ高齢者やその周辺の方々は、感染を非常に恐れています。
それもそのはずで―、
高齢者がコロナに感染した場合、これが重症化する確率が高く、またそれによる死亡率が高いからです。
労働厚生省の発表によれば、30代に比べてその重症化率は―、
30代と比較した各年代の新型コロナ重症化率 | |
60代 | 25倍 |
70代 | 47倍 |
80代 | 71倍 |
90代~ | 78倍 |
上記の表のように―、
高齢者がコロナ感染した場合、重症化するケースが非常に多く、必然的に死亡率も高くなります。
都道府県の発表集計によれば、コロナによる死者の実に8割以上が70代以上が占め、80代以上においては感染者の約3割が死亡しています。(2020年7月時点)
コロナに感染すると重症化・死亡率の高くなる高齢者―、
そうした方々が生活される「介護老人福祉施設」においては、クラスター (集団感染) の発生リスクも高まります。
施設内で感染者が出てしまうと非常に危険なため、感染ウィルスを「持ち込まない・持ち込ませない」ことが鉄則となります。
入所者のご家族への安心提供がなにより求められる場所です。【運用の参考例】
介護老人福祉施設 (特別養護老人ホーム)
施設入口に設置して職員や面会に訪れるご家族などが利用
・車いす利用者のためにLowポジションで運用